プクチョン(北村)に行く。

出かける前に朴先生に電話したら通じた。
先日、帰宅したら電話するとおっしゃっていたが、耳鳴りがひどくて電話も出来ないとのことだった。頭を使う幼稚園の仕事もやらない方がいいらしい。
頭頂部はまだむくんで痛いとのこと。3カ月経過観察が必要とのことだった。
お姉さんは頭の手術をしたが、おかしなことを言ったりして、調子は良くないそうだ。
お元気な朴先生に病気は似合わないが、事故はどこに待ちかまえているか分からない。
まさか自宅で目から火が出るほどの事故に会われるとは…。
何も知らずに内側からドアを開けたお客さんは、どんなにか心を痛められていられるだろうな。(ありゃ、この文章なんだか変だな。)
とにかく、何でもなく過ぎることを祈るのみ。


11時過ぎに下宿を出てアングク駅1番出口に出る。
以前ドンちゃんと待ち合わせして、プクチョンへ行った思い出の地である。
その時は韓国人もあまり知らない所と教えてもらったが、今日はなんとまあ、大勢の人よ。
観光バスもあちこちで見られた。
人人人。先だってテレビで紹介されてから韓国人が大勢訪れるようになったとのこと。
自分もソガンの教科書に出て来ていたので、日本からのお客さんを案内するのにいいかと思って行って見たが、素敵な写真を見て文を読んで想像するのとは随分開きがあった。
自分は古都のような雰囲気を期待していたが、現実は狭い道を観光客があふれかえる騒々しいものだった。
しかし、写真で見ると喧騒さは忘れてやはり600年の歴史を感じる。
他にも韓屋があるが、今も人が生活しているのはここだけだそうだ。



教科書には詩的に紹介されていた。
おおいに誤訳があると思うがこの文を気に入っているので書いておこう。


「地下鉄3号線のアングク駅2番出口を出て大通りに沿って歩けばもう始まりです。

その道に沿ってまっすぐ行くと左側にカフェ聖堂が見えるので、聖堂に行く手前にある薬局の横の路地を入ると、せまい上り坂の道があらわれます。

この道を一歩一歩上って行って見るときれいに立ち並ぶ韓屋(韓国古来の建築様式でたてた家屋
と辞書に載っている)が一目に入ってきます。(一歩一歩との表現で自分は階段を想像していたが、舗装された道路だった)

ちょうど鳥が羽をいっぱい広げたように美しい韓屋の、のきの線が絵のように広がっています。
それがまさにカフェドン31番地です。

カフェドン31番地はプクチョンでも韓屋が一番たくさん集まっている所です。

また、ここには昔の本やと古い店、伝統韓屋、そして新しく建てた建物などが、調和をなしていてソウルの600年の歳月を感じさせてくれます。」



カフェドン31番地の建物。




上ばっかり見て歩いていたら転んでカメラを地面にぶつけてしまった。
あわやと思ったが幸いこれ1枚だけぼけただけで助かった。








サムチョンガクは道路整備で忙しい。


以前、朴先生にご馳走になったお店(左側)今も健在。



銀杏並木はギンナンが鈴なり。




国立民俗博物館。だれでも無料。




おなじみの干支。韓国はイノシシが豚である。


光化門を通る




ロッテホテルの前の路地を入ったところにある伝統のある麺屋さん。




ビビンネンミョン8,000ウォン




坂道を下ってサムチョンガクに下りてキョンボックンの中を通り抜けようとしたが、なんと5月から外国人の老人優待はなくなったそうだ。
すでに膝が痛くなっていたので見学する気はさらさらないので入場料がもったいない。
そんな訳でカンファムンまで歩いてウルジロイプクで降りて念願の麺屋さんに3時半過ぎに入った。
やっぱり麺は釜山にかなわなかった。腰がなかったのである。
しかし、蕎麦粉の割合が高く、ふわっとした香りが特徴だそうだ。なるほどな。
大根の水キムチは文句なしにおいしかった。
4時にお店を出て寄り道せずに帰宅したが、疲れたので夕食まで寝てしまった。
明日は、ミョンドンで食事をして見よう。